文芸誌『小説新潮』2025年7月号
6月20日発売の文芸誌『小説新潮』2025年7月号にて、第38回山本周五郎賞を受賞された新川帆立さんの『女の国会』抄録と、受賞エッセイのイラストを担当しました。
『女の国会』は、ぐいぐい引き込まれる展開の中に、現代の日本社会における女性たちのリアルな現実が描かれていて、改めて多くのことを考えさせられました。ミステリとジェンダー問題が絶妙に絡み合い、読みごたえのある作品です。
抄録では、野党第一党の高月馨と対峙する与党議員・朝沼侑子、そしてその背後に、朝沼の婚約者で政界のプリンス・三好顕太郎を描きました。
受賞エッセイでは、「ホタテカップ」と名付けられた待ち会のボウリング大会をテーマに、ボウリングを楽しむ新川さんをイメージして描いています。
新川さんの『元彼の遺言状』が大好きだったので、このたび新川さんの記念すべきページにイラストで関わらせていただけたこと、本当に光栄でした。
いつか新川さん作品の装画を担当することができたら、とても嬉しいです。
書店などで見かけた際は、ぜひチェックしてみてください!
小説新潮